行程
駐車場(7:34)~車道終点(7:45)~地蔵峠(8:19)~笠丸山西峰(8:47/9:41)~笠丸山登山口(10:16)~駐車場(10:21)
前日は秩父の秘密の花園で福寿草を楽しみ、bebeさんオススメ?のデカ盛りで有名な悦楽園で遅い昼飯を食べ、道の駅あしがくぼで解散。
明日も晴れるし軽めの山をもう一山と思うが、自分が食べた焼肉定食はライスが普通盛りで茶碗3杯分近くあり、お腹が苦しくて動けない。とりあえず車の中で昼寝して起きたら19時半。山と高原地図を広げて明日登る山を探すが、秩父エリアはどこも登った事がある山ばかりで新鮮味がない。という事で未踏の山が多い西上州エリアに変更し、山頂から360度の展望が広がる笠丸山に登る事にした。
秩父市の武甲温泉で汗を流し、車を1時間程走らせて前日のうちに上野村の道の駅上野に移動。悦楽園効果なのか寝る時間になってもまだ腹が減らないので、晩飯も食べずに車中泊した。
翌朝は6時半に起床。新型コロナウイルスの影響なのか道の駅で車中泊している人は少ないように感じた。
道の駅から住居附(すもうづく)の集落方面に車を15分程走らせて、笠丸山の登山口にある駐車場に到着。到着するなり車がやってきて、車を降りたお父さんが「出た?出た?」と聞いてくる。意味が分からず、この辺りで熊でも出るのかとお父さんに聞いてみると、自分を釣り師と勘違いして魚が釣れたかを確認したかったようだ。去年の台風の影響で川の流れも変わっているようで心配だったようだ。釣り師じゃなくてごめん、炙り師なら知り合いにいるんだけどね(笑)。
昨日の登山で急登で脹脛を使い過ぎて筋肉痛になっているかと思ったが、特に影響なく元気よく駐車場付近の登山道入口から出発。
しばらくは車道を歩くが、先に進むと落石が多くなる。去年の台風の影響か一部車道が流されており、車で車道終点まで行くのはとてもじゃないが無理だろう。
特に標識などはないが、恐らくここが山と高原地図に記載されている「車道終点」だと思う。
雑木林の登山道を進んでいくと、標識跡が立つ箇所で行き詰まり、左に折れてここから本格的に登りが始まる。
西上州の山は岩が多いイメージだが、登っている間にもあちこちに巨岩が点在していた。登山道には登山道沿いの木にピンクテープが付けられているので、迷うような箇所はほぼなかった。
雑木林の中の登山道を登り上げると地蔵峠。南西方面を覗くと、地図には記載されていないがすぐ下に車が走れる位の立派な道があった。
地図には記載されていない謎の車道?。
小さなお地蔵さんに手を合わせてから笠丸山に向かう。
地蔵峠からは益々西上州の山っぽくなる。巨岩の横を通ったり越えたりすると、目の前に笠丸山の西峰のシルエットが現れる。
西峰に直登するのかと思いきや、東峰と西峰の間にある稜線のコルに上り詰め、そこから西峰に向かう。
稜線のコルから西峰へは一登りで到着。山と高原地図には山頂に360度の展望マークが付いておりどんなものかとぐるりと眺めてみると、見渡す限り山々の景観。奥秩父の山々や御座山の先に八ヶ岳まで見える大パノラマが広がっていた。1時間弱でこの展望を眺められるので、この山頂から天の川を撮影なんてのも面白そうだ。
左が両神山。右奥は甲武信ヶ岳。
手前はさっぱり山名は分からないが西上州の山々。奥の白い山が八ヶ岳。その左の山が御座山。
北を望むと妙義山の頭とその先に佐武流山や白砂山が見えていた。
八ヶ岳をズーム。今年は冬に行けなかったな。
両神山もズーム。ギザギザが特徴的。
前日道の駅あしがくぼにあるパン屋で買った、横瀬のいちご入りのどらやきを食べた。美味いんだけど、皮がパンケーキ風で普通の一般的などらやきの皮のほうがもっと美味しいかもしれない。
展望を楽しんだら、東京マラソンの結果も気になるので下山する。
岩が多い稜線を少し進むと祠と大きめの山頂標識がある東峰。
東峰からは木の根が張った急な登山道を下る。上野村のホームページには「地蔵峠を下る場合は急斜面なので、注意が必要。」と書かれていたが、こちらの登山道の方が山頂付近は急なので注意が必要だと思った。
枯葉で足を滑らせないように注意して下っていくと、笠丸山の登山口に無事下山。登山口付近にある神社?はボロボロだった。
登山口から車道を数分歩くと駐車場。ぐるっと一周回ってきた。
帰りはそんなに汗もかいていないので温泉には寄らず、道の駅上野で名物の「猪豚丼」を食べてから帰宅した。