行程
藤原登山口P(7:47)→弁天沼(8:46)→稜線分岐(9:10)→鶏頂山(9:21/9:43)→稜線分岐(9:53)→弁天沼分岐(9:59)→釈迦ヶ岳(10:40/11:15)→弁天沼分岐(11:50)→弁天沼(12:01)→大沼(12:13/12:17)→藤原登山口P(12:51)
前日に鬼怒沼山に登り、登山口で仲間と別れた後は、翌日高原山に登るため東部ワールドスクウェア駅付近にある鬼怒川レジャー公園Pで車中泊。寒いし足を延ばせる場所も無いので宴会はせず、晩飯は付近のスーパーで買った総菜で済ませ、晩飯を食べたら3秒で眠りについた。
当日は6時に起床。9時間以上も寝たので目覚めはスッキリ。車から外に出ると、昨日は暗くて分からなかったがサッカーのフィールドがすっぽり入る位の超デカイ駐車場だった。
朝食を食べたら、高原山の登山口に移動。有料道路の日塩もみじライン(600円)でジグザグの道を車で駆け上り、藤原登山口に到着。到着時点では我々の2台しか停まっていなかったが、後から1台到着。紅葉の最盛期は過ぎたのでこんなものなのかな。
駐車場目の前の車道を渡るとすぐに登山口。鳥居をくぐるとオーブントースターがあり、中を開けて登山記録簿に入山情報を記載して出発する。
登山口からはずっとカラマツ林の中の道をゆく。見える木が全部カラマツであり、カラマツが黄葉する時期にここを歩くとさぞや綺麗だろうと思った。
恐らく植林しているのだろう。カラマツの幼木が沢山生えていた。これをちっちゃくしたミニ盆栽が欲しい。
しばらく登るとゲレンデの最上部らしき場所に辿り着く。気温は低いのだが歩くと暑いのでここで上着を脱いで調整して先に進む。
見事なカラマツ林の道が終わると暗くなり、杉林に変化すると大沼入口。帰りに寄ることにして先に進む。
スタート時点では標高が高いところはガスに覆われていて、写真では表現できなかったが黄泉の国に進んでいるような雰囲気だった。
弁天沼。高原山は千七百年の歴史のある霊山であり、もの凄く雰囲気のある場所だった。沼らしき場所は枯れていた。
弁天沼で休憩していた先行者を挨拶して追い越し、稜線分岐経由で鶏頂山に向かう。
途中で大岩の上に木が生えており、どうなっているのか気になる。「下りで確認すればいいや」と思って確認しなかったが、下りは違う道を下ることとなり結局確認できなかった。写真もそうだが撮れる時に、確認できる時に確認しないと後悔することになる。次回登った時に忘れずに裏側を確認しよう。
地図に記載の水マークもチェックする予定だったが知らぬ間に通り過ぎてしまい、今日は後悔ばかり。
稜線近くになると傾斜が少し急になり、登りきると視界が開けて稜線分岐。稜線分岐からは、後で登る予定の釈迦ヶ岳方面の山々が見えた。
稜線分岐からは急な登りが続く。
急な道を登っていると、ガスが取れて青空も少し見えだす。正直、今朝SCWで雲量を確認した限り今日は展望を望めないと予測しておりパノラマ写真撮影は諦めていたのだが、カッチン&ちいさんが「チャンスかもしれないので先に登って」というので出力120%で急いで山頂に向かう。
急いで鶏頂山の山頂に到着するが、到着した時点では山頂付近にガスが少し残っており、スカッとしない展望。カッチン&ちいさんが到着する頃にガスが取れてきて、結局急ぐ必要なかったというよくある話。山頂からは遠くに筑波山や霞ケ浦らしき場所が光っており、何と富士山まで見えてびっくりだ。一度同時期に登ったことがあるが、前回はガスって微妙だったので今回登って本当によかった。
鶏頂山のパノラマを堪能したら、向かいにある釈迦ヶ岳に向かう。一降りすると稜線分岐。
何て書いてあるかわからないが、登山道脇には霊山っぽい石が点在。
稜線分岐から少し降り、後ろを振り返り見ると鶏頂山が見事。空気が澄んでいるのかまだ富士山も見えていた。
稜線分岐から釈迦ヶ岳までは、2回降り登りを繰り返す。
最後の登りは少しだけ急。
登りきると、矢坂(八方)コースの分岐となり傾斜が緩くなり、右に折れて進むとお釈迦様が鎮座する釈迦ヶ岳の山頂に到着。カッチンから展望が良いと聞いていたので期待していたが、鶏頂山より更に展望がよく、広大な関東平野に日光の山々が望める見事な山頂だった。
山頂は風が通り寒いので、一段下の笹原に降りて昼食。自分はカップヌードル(鴨南蛮そば)を食べたが汁が思っていたよりも美味くて、米が欲しくなった。
カップラーメンを食べて終えて体が再び冷えてきたところで、釈迦ヶ岳の山頂に戻って下山する。山頂では弁天沼と鶏頂山で一緒になった単独行者がツェルトを張って風を避けて休憩していた。
下山途中で先ほど登った鶏頂山を撮影。奥の山は奥日光の山々と思われるが、今日は終始雲が多くてはっきりと顔を見せてくれなかった。昨日鬼怒沼山に登っておいて本当によかった。
弁天沼分岐。釈迦ヶ岳からの下りは風が冷たくて指先も少し痛くなってきたが、弁天沼分岐から先は風が無くなり一安心。
弁天沼分岐から鶏頂山。岩が多くて根が深く張れないのか、崩落斜面が点在していた。
弁天沼分岐からは傾斜が緩い下りが続き、登りとは真逆の超楽々の道だった。
あっという間に弁天沼。
往路で寄らなかった大沼に向かう。
大沼という位だから水があるのだろうと思っていたが完璧に枯れていた。沼底?は少ししっとりしてぬかるんでいたので、梅雨時期には水が張るのだろうか?
大沼見学したら、杉林とカラマツ林の道を下って登山口に無事下山。
8年振りに登った高原山は展望の山であった。ほぼ完璧な展望を望めたので当分来ないと思うけど、次回歩く時はカラマツの黄葉の時期か、カラマツは新芽がかわいいので新緑の時期を狙いたい。