登った山
熊倉山(1,624m)、丹波天平(1,342m)
行程
道の駅たばやま(07:03)→サオラ峠登山口(07:12)→サオラ峠(08:57)→熊倉山(09:44/10:18)→サオラ峠(10:40)→丹波天平(11:14)→丹波小学校入口(11:59)→道の駅たばやま(12:05)
記録
今年の4月に奥多摩の飛龍山に登った際に、「南面の展望が良い」と地図に記載されている禿岩に寄り忘れており、ずっと気になっていたので再び飛龍山に登る事にする。
4時に起き、日帰り装備をザックに詰め込んで5時に自宅を出発。7時前に「道の駅たばやま」に到着するが、周囲は朝もやでモヤモヤ。ただ上空は青空が広がっているので一時的なものだろう。がら空きの駐車場に車を停めて出発する。
「道の駅たばやま」からから青梅街道を山梨側に歩き、ENEOS手前にあるサオウラ峠登山口に到着。矢印の方向にある、畑エリア内のアスファルトの道を上って行く。
害獣被害が凄いのか、この付近の畑には害獣が入る隙間もない程に立派な金網の柵が張り巡らされており、柵と柵の間は完璧な舗装路が続く。金網には「高電圧注意」なんて記載されているが、前回来た時にさすがに扉は触っても大丈夫なのは分かっており、ひっかけ式の鍵を開けて中に入り、中から再度鍵をかけて登山道へと進む。
変化がない登山道を無心で登っていると標高約900mの平地に到着。ついこの間までは1時間程続けて歩くとゼーゼー息を切らしていたが、毎週歩いている成果か呼吸が乱れなくなっており少し嬉しい。右に折れてサオラ峠方面に向かう。
途中で「ガサガサ!」と枯葉を踏む音が鳴り、熊かと思って顔を上げたら地元の方であり、話を聞いたら散歩していたようだ。こんな散歩コースが近くにあって麓には温泉まであって、この方がかなり羨ましかった。ちなみに散歩と言っても麓からサオラ峠までは標高差780m位あるので、凄い散歩だ。
標高約900mの平地から先は急傾斜の山道を登り詰めて、サオラ峠(竿裏峠)に到着。樹林帯で展望は悪いが青空が広がっており、日が当たるとポカポカして気持ちがよい。特に疲れていないので、禿岩からの展望を楽しみにしてそのまま登る。
樹林帯の明るい尾根を登っていると、看板のようなものが倒れていた。看板が倒れているのかと思って立て掛けてあげたが、裏面も青いプラスチック板で何も記載されておらず、意外と重いので無駄な体力を消費してしまった。結局よく分からないまま先に進む。
しばらく先に進むと再びよく分からない物体が沢山放置されており、見学にいくと測量で使う機材や休憩で使うのか泊まるのか分からないがポップアップテントまで放置されていた。先程見かけた青い看板のようなものは、恐らくテントの下を平らにするために用意したのだと認識して、謎が解けてスッキリ。
途中で登山道沿いに放置されている測量機材などを見学しているうちに熊倉山に到着。山頂到着時点では木々の合間から青空を背景に雲取山が見えていたのだが、西側の山々には暗い雲がかかっており、レジャーシートを敷いて休憩しているとあっという間に曇ってしまい、一気にモチベーションが下がる。このまま登っても禿岩で展望ではなく禿岩を見て終わってしまう可能性が高いので、標高差約1,000m登って効率の良いトレーニングが出来たと自分に納得させて戻る事にする。
途中で単独の女性とすれ違い挨拶してサオラ峠へと下る。サオラ峠に到着するとデカザックを背負った男性が到着する間際であり、遠目に挨拶して丹波天平に向かう。
さっきまで見えていた雲取山はおろか、標高1,900m位から上の稜線は全部雲に覆われてしまった。
尾根が広すぎて、しかも登山道には枯葉がてんこ盛りに積もっているので、少し不安になりながら晩秋の天平尾根を進む。
天平尾根には栗が沢山落ちていたが、中身が殆ど見当たらず不思議。動物が食べてしまっているのだろうか?そんなこんなしている内に巨大なアンテナがある丹波天平に到着。今年の4月に来た時にはまだ新緑には早すぎて今回と同じような景色だったので、次回来る時は新緑を見てみたい。
急なジグザグの登山道を下っていると、見た事のない空き缶に目が留まる。よく見ると「FANTA GRAPE」と書いてあり、かなりの年代もののようだ。家に帰って調べてみたら1968年に初導入された350g缶の初代のパッケージ(情報元はこちらとかこちら)であり、40年以上ずっと放置されているようだ。ゴミもここまで来るとお宝であり、今後ここを通過する方々のネタになるので、向きを整えてそのままにしておいた。
登山道はコケたら転がっていきそうな位急なので、枯葉の下の浮石に気を付けて下る。
登山道から丹波山村の中心部を撮影。静かでのどかで山に温泉もあって、自分のお気に入りの村です。
急な登山道を降りきって、丹波小学校の裏手に到着。鍵を開けて外に出たら、坂道にアスファルトの上がヌルヌルしていて尻もち付いて、その先で白菜を洗っていた地元の方を驚かせてしまった。
丹波小学校の入口から青梅街道を東京方面に進んで「道の駅たばやま」に戻る。
丹波小学校の入口から数分で「道の駅たばやま」に到着。道の駅の駐車場はそろそろ満車になりそうな位混んでいた。この後は道の駅付近にある、「のめこい湯」でまったり温泉に浸かって疲れを癒してから帰宅した。