登った山
棒ノ嶺(969m)
行程
白谷沢登山口(06:13)ー林道・旧東屋(07:16/07:24)ー岩茸石(07:33)ー権次入峠(07:49)ー棒ノ嶺(08:00/08:19)ー岩茸石(08:36)ー白谷沢登山口(09:28)
登山記録
GWの南アルプス深南部縦走までもう日が無いというのに風邪をひいてしまい先週末は山に登れず。
今週こそはと思い土曜の朝に早起きするが、体がだるくてとても山に登れる状態ではない。土曜は安静にして日曜の朝に起きて体調がよければ山に登る事にし、日曜の朝に起きたら体調がそこそこ良い感じなので、以前から気になっていた秩父の棒ノ嶺に登る事にした。
家から1時間半かからずに6時過ぎに白谷沢登山口付近の駐車場に到着。珍しく家でザックのパッキングが完了しており、ザックを背負って駐車場からすぐ近くにある白谷沢登山口から登り始める。
登り始めてすぐに足元に違和感があり、何だと思ったらハイカットの登山靴を履いていなかった。履いていた靴はローカットのウォーキングシューズであり、すぐに戻れば靴は履き替えられるのだが面倒くさがってそのまま登る。
少し登ると登山道は沢沿いを歩くようになり、小さな小滝などを横目に登っていく。
途中で標識に「キケン」と書いてあり、「キケン」が示す方向を見るとトラロープが張ってあり「立入禁止」と書いてあった。ここで何があったのだろうか?
登山道に残雪が現れ、特に何も考えずに歩いていたらいつの間にか登山道を外れており、気付いた時には登山道とは全く逆の急な尾根を登っていた。ボーっとしている時間も多くやはり体調が万全ではないようだ。枯葉で滑る尾根を慎重に下り、無事登山道に復帰すると蓮田市からやってきた夫婦ペアに出会い、ここからは同じようなペースで一緒に登っていく。途中の谷沿いでは雪がてんこ盛りであり、ハイカットの登山口を履いて来なかった事をここで悔やむ。ここで早くも下山してきた男女ペアに挨拶して登っていく。
白孔雀の滝を通過。この登山道には滝がいくつかあるのだが、残雪が邪魔だったりして滝を下から見上げる写真は撮れなかった。
しばらく登っていくと林道に突き当り、林道をまたぐとベンチが3つありそこに座って休憩する。休憩していると蓮田市の夫婦ペアが追いつき、以前はここに東屋があり今年の冬に雪崩れが発生して東屋が崩壊した事を教えてくれた。
雪崩跡の残雪はすぐに終わり、整備された登山道を登っていくと岩茸石に到着。なお、途中の登山道沿いにはカタクリが数株咲いていたが、まだ完全に開ききっていないため下山時に撮影する事にした。
蓮田市の夫婦ペアはこの山と筑波山を毎週交互に登っており、毎週山に登っているので健脚っぷりが見事でついて行くのがやっとだった。
何段あるか数えるを忘れたが、相当な段数の階段を登って権次入峠に到着。久し振りに長い階段歩きをしたのでかなり息が切れていた。
権次入峠からはなだらかな尾根歩きが続き、蓮田市の夫婦ペアと話を楽しみながら歩いていると視界が開けて棒ノ嶺に到着。山頂からは北方向に180度の視界が開けており、春の霞みで遠目は利かないが、空気が澄んでいれば上信越の山々も見えるほど素晴らしい景色が広がっていた。中々素晴らしい展望なのでもう一度再訪したいと思える山頂だった。
山頂で軽くエネルギー補給して、背中の汗が冷えて寒くなってきたところで下山する。岩茸石を下ってすぐの整備された登山道沿いのカタクリを撮影するが、花の撮影は半年振りなので撮り方を忘れていて試行錯誤しながら撮影した。
上りでは7人しか人に出会わなかったが、下山時は30人位の登山者とすれ違う。この山は中々人気の山のようだ。沢山の登山者と挨拶を交わしているうちに、あっという間に登山口に到着。
この後は「さわらびの湯」に寄ろうと思ったが、まだ営業時間前。待つのも何なので寄らずにそのまま車を走らせ家には11時に到着。午後が丸々使えるので何だか得した気分になった。