奥秩父・大菩薩 登山記録 甲信越

乾徳山・黒金山(2005年11月26日)

登った山

乾徳山・黒金山

日程

11月26日(土)

行程

乾徳山登山口バス停-乾徳山登山口-扇平-乾徳山-笠盛山-黒金山-紅葉台-西沢渓谷-西沢渓谷入口バス停

記録

日曜日に用事があるため、土曜に日帰りで乾徳山に登る事にするが、乾徳山のピストンだけではバスの時間までに余裕がありそうだ。地図を見ると、乾徳山の先には標高が200m程高い黒金山があり、乾徳山に早めに到着すれば何とか黒金山にも登って西沢渓谷にも辿り着けそうだ。という事でとりあえずトレーニングもかねて無休憩で急いで乾徳山に登り、それから先を考える事にした。

08:06 塩山駅バスターミナル

塩山駅に到着し、08:08発の西沢渓谷行きのバスに乗る。

08:47 乾徳山登山口バス停

乾徳山登山口バス停に到着。と言っても、本当の登山口はこのバス亭から20分程先なので車道を歩いて登山口に向かう。

09:10 紅葉

付近は紅葉していた。と言ってもカラマツ林の紅葉で、モミジの赤などの鮮やかさが無いので微妙な紅葉だ。

09:11 乾徳山登山口

乾徳山登山口に到着。靴紐を結びなおして、ここから一気に乾徳山の山頂を目指す。

09:30 銀晶水

銀晶水は、かなり細い水場だった。この先に錦晶水というここよりは水量の多い水場があるらしいので、飲まずに先に進む。

10:03 錦晶水

錦晶水は、噂通りまともな水量で美味い。

10:10 道満尾根との分岐

道満尾根からの道との分岐点に到着。

10:23 ススキ広がる草原

ススキが広がる草原と青い空。秋って感じがしていいなー。

10:28 月見石

月見石に到着。いつもならこの石の上に乗ってパノラマ写真の撮影をする所であるが、ここにきてやはり西沢渓谷まで歩きたくなったので、パノラマ写真を撮影せずに乾徳山に向かう。

10:28 振り返ると富士山が

月見石を振り返ると富士山の展望が広がっていた。いいねー、富士山。富士山は何度見ても飽きないです。

10:31 扇平

月見石から少し行くと扇平に到着。

10:51 一つ目の鎖場

扇平から樹林帯の道を進むと、一つ目の鎖場だ。掴む場所が沢山あるので、鎖はいらないような気がした。

10:57 乾徳山山頂が見えた

一つ目の鎖場を過ぎて少し樹林帯の道を行くと、視界が開けて山頂らしきものが見えた。あれより高い所はないので、あれが乾徳山山頂だろう。

11:00 山頂直下の二つ目の鎖場

山頂直下の二つ目の鎖場の登り始めは足をかける所が少なく、腕力で強引に登ってしまった。途中からは鎖を使わなくても何とか登る事が出来た。雨が降ったら滑るだろうから、注意が必要な鎖場だ。

11:02 乾徳山に到着

鎖場を登りきると乾徳山の山頂に到着。思ったより早く到着し、西沢渓谷の最終のバスまで後6時間もあるので、このまま黒金山経由で西沢渓谷に下る事にした。と、言っても初めて歩く道で、どれだけ起伏が激しいか予想が付かないため、パノラマ写真を撮影して、歩きながらオニギリを一つだけ食べて黒金山に向かう。

乾徳山のパノラマ写真を見る

11:22 黒金山へ向かう

乾徳山を下ると数分で、黒金山と乾徳山下山道との分岐に到着。

11:49 登山道

登山道はこんな感じ。ちょっと荒れているが、木には赤テープが貼られているし、注意して歩いていれば迷う事はない道だ。

11:49 笠盛山

笠盛山は樹林に遮られて展望の無い山頂で残念。

12:11 振り返ると乾徳山と富士山

黒金山に向かう途中で後ろを振り向くと乾徳山とその先に富士山が見えた。

12:21 分岐

黒金山直下は分岐になっており、まっすぐ階段を登ると黒金山、左に進むと、トサカとかゴトメキとか意味が分からない地名の場所を経由して国師ヶ岳に至る。

12:31 黒金山

国師ヶ岳の展望が広がる黒金山の山頂に到着。こんな所に人はいないだろうなと思ったら、男性が2人いてびっくり。始発のバスに一緒に乗っていた人ではなかったので、車で来たのだろうか?それとも西沢渓谷から登ってきたのだろうか?さて、当初黒金山に登って西沢渓谷発17時台のバスで帰ろうかと思っていたのだが今はまだ12時台であり、「15時台のバスで帰れるんじゃないか?」と欲が出てしまい、ここもパノラマ写真を一枚撮影して、無休憩で西沢渓谷へ向かう。

黒金山のパノラマ写真を見る

12:54 西沢渓谷へ向かう

黒金山から西沢渓谷へ落ち葉が敷き詰められた登山道を下る。

13:45 紅葉台?

出発してから一度も座って休憩をしていないので、さすがに疲れてここで数分休憩。ここは恐らく地図に記載されている紅葉台と思われるが、展望が利かないので本当に紅葉台か疑わしい。

14:09 青テープが沢山巻かれていた

紅葉台からの下りはかなり急な登山道だ。登りでこのルートを使うと後半はバテそうなので、自分は確実に使わないだろう。下っている途中で青テープが木に沢山巻かれている異様な光景が広がるが、迷いこまないように巻いていたのだろうか?

14:12 黒金山登山道入口

急な登山道を下り切ると、黒金山登山道入口に到着。

14:15 休憩所

黒金山登山道入口から少し行くと休憩所に到着。こちらのほうがよほど紅葉台っぽい雰囲気なのだが、標高が違うので多分違うんだろうな。

14:18 滝ルートを下る

休憩所から少し行くと、滝を見ながら下るルートと普通の登山道の2つの分岐があり、西沢渓谷の滝を見たことが無いので滝ルートを下る。

14:19 階段を下る

西沢渓谷は観光客が沢山来るので、道は整備されており、階段もしっかりしていた。でもこの先の登山道は道に水が流れていたりしてこれがまた結構滑る。ロープやチェーンが設置されているので死ぬことは無いけれど、滑るのでご注意を。

14:28 五段の滝

五段の滝の写真って難しい。五段の滝というので五段分全部フレームに入れようとすると大きな滝も小さく見えてしまうし、一部を写そうとすると五段の滝では無くなってしまう。う~ん、プロならばどう写すのだろうか。ちなみに写真では小さく見えている滝であるが、実際はダイナミックで日本名瀑百選にも選ばれている位の立派な滝だ。ところで冬に来たらこの滝はどうなるのだろうか?凍ってアイスクライミングとか出来ちゃうのだろうか?冬に行くところが無くなったら興味があるのでアイゼン履いて見に行ってみようかな。

14:58 吊橋を渡る

沢山の滝を横に見ながら気分良く下り、吊橋を渡る。吊橋の中腹から写真を撮影。ふと吊橋のたもとを見ると、カメラマンの夫婦が吊橋を渡らずに待っていてくれた。話を聞くと「僕らが吊橋に乗ると揺れて手振れして写真撮れないでしょ」と、さすがカメラマンで撮影者の気持ちが分かってるな~。でも結局夫婦が吊橋に乗らなくても手振れしてしまったらしく全く使い物にならなかったんですけど・・・。すんません。

15:02 西沢山荘

吊橋を渡ると西沢山荘に到着。地図を見ると「休業」と書かれているが、言っちゃ悪いが休業になるのも少し分かる気がする。どの登山者も登山を始めると最初は低山から登り始めるが、最終的にどこに行くかと言うと人気山域の南・北アルプスになってしまい、ここ奥秩父は第二、第三の候補になってしまうのだろう。奥秩父の山も良い山は沢山あるが、こればっかりは仕方がないような気がするなぁ。

15:18 西沢渓谷入口バス停に到着

バス停の時刻表を見ると次のバスが15時46分(11/30で終わり)なので、何とか間に合った。思ったよりも早くバス停に到着したが、時間を気にして山頂でゆっくりとご飯を食べたり展望を楽しんだり出来なかったのが悔やまれるところだ。今回の登山は時間を気にしてゆっくり出来なかったので、塩山駅についたら山梨名物の「ほうとう」でも食べてゆっくりして帰ろうと思ったのだが、塩山駅に到着して間もなく快適な2階建て列車の「ホリデー快速ビュー山梨号」がやってきたので、結局ほうとうも食えず、お土産用のほうとうを駅の売店で買って家路についた。

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