登山記録 九州

祖母山(2005年5月14日)

登った山

祖母山

日程

5月14日(土)

行程

北谷登山口-千間平-九合目山小屋-祖母山-風穴-北谷登山口

記録

昨日は深夜に北谷登山口に到着して小宴会。僕は車内で寝たのだが、マツダのアテンザは後部座席が完璧なまでのフラットになるので最高の寝床となり、ぐっすりと眠る事が出来た。

06:45 1号目

朝起きて出発準備をするも、曇りの天気に何だか気分が乗らない。とりあえず祖母山登山で一番楽であろう千間平コースで山頂を目指すも、僕以上に気分が乗っていないメンバーが一人 、しんごさんだ。僕もしんごさんと同じく「樹林帯が嫌い」「天気が悪いとやる気が無くなる」「ガスっている山頂に立っても意味ねー」と色々と 共通点があるが、この山ではこの共通点全てが該当してしまい、本当にやる気が無くなっていたようで、珍しく写真すら撮らないしんごさんにびっくりだ。

07:06 水場

登りはじめて少し行くと水場があった。

07:09 山頂部はガスガスか?

樹林帯で何も景色が望めない上に山頂部はガスガスなのでしょうか・・・。

07:35 千間平

道は傾斜が無くなり、平坦部の千間平に到着。

07:58 三県境

この地点は大分・熊本・宮崎の県境のその名も三県境だ。う~ん、まさか僕の人生で九州にまで来て山に登るなんて予想も付かなかった。こんなに楽しい思いをさせてもらって、本当に日本百名山の著書である故深田久弥氏に感謝である。

08:23 無人カメラ

途中で無人カメラを見つけたが、ショボい装置で本当に過去に作動していたのか怪しかった。しかもこんな所で何を無人で撮影しようというのかも謎であった。

08:26 祖母山を望む

無人カメラ付近を少し行くと、開けた広場に到着し、祖母山の山頂が見えていた。

08:50 9合目

9合目に到着。右に進めばそのまま祖母山の山頂に辿り着くが、左に進み、超評判の良い9合目山小屋の見学に向かう。

09:02 祖母山9合目山小屋

何とも立派で綺麗な9合目山小屋に到着。地元の方々の協力・援助で作られた小屋らしく、小屋内には援助してくれた方々の名前がずらーっと並んでいた。

09:06 快適な山小屋内

小屋の中に入ると、コンポからラジオが流れていた。先に到着した方も、誰もいない小屋に入るとラジオが聞こえるのでびっくりしていたようだ。恐らく風力発電で電力をまかなっているのだろうが、それにしても完璧な山小屋だ。本シーズンには沢山の人が泊まるに違いない。

10:00 祖母山

山小屋に置いてあった斧で意味無くマキ割りをしていると、指を切ってしまい、絆創膏をしてもどんどん血が出てきて困る。余りにも血が止まらないので諦め、山小屋から山頂までの笹薮沿いの登山道に僕の血痕を残して来てしまった。僕らの後を通過する登山者は何故こんな所に血が?と思ったに違いない。本当に迷惑な話だ。馴れない事はするもんじゃないなー。さて、血痕を撒き散らしながら到着した祖母山山頂であるが、晴れていれば新緑にツツジのピンク色が映える大展望を望めたのであろうが、ガスガスで幾ら待ってもガスが抜けず、ピークに達した達成感のみ感じた山頂となってしまった。

祖母山のパノラマ写真を見る

10:50 ツツジの先に展望が広がる

ガスが抜けないので下山したのだが、下山途中でガスが抜けてきて祖母の山並みが見えてきた。今更遅いんだけど・・・。

11:15 背丈程もある笹原を潜り抜ける

僕の身長を超える笹原のゲートを通過する。この細くて長い笹は冬山の 遭難防止の目印として使えるのだが、東京まで持って帰るのは大変なので、刈り取りはしなかった。

11:25 風穴

しんごさん、まさこさんは花の写真撮影による遅延のため、風穴で2人を待つ。風穴の奥に隠れてまさこさんを驚かそうと思ったが、頭隠して尻隠さずの状態だったらしく、一発でバレてしまい、意味のない行動を取ってしまった。

12:05 苔生した道を下る

展望の無い苔生した沢沿いの道を下るが、何気に僕はこういった苔生した感じの沢の写真を撮るのが好きなので、結構楽しかった。

12:31 北谷登山口に到着

途中で三号さんのストックが登山道に落ちており、ストックを使って下山。北谷登山口に到着すると、朝よりも車が3倍程も増えており、昨日の阿蘇山の駐車場で出会ったキャンピングカーのおじさんの車も止まっていた。さすが百名山で、皆考える事は一緒なのね。この後は熊本駅前に向かい、有名熊本ラーメン店の「黒亭」でラーメンを食べ、熊本名物「いきなり団子」を食べながら熊本城見学して、明日登る九重山の登山口である牧ノ戸峠に向かった。

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