登山記録 九州

阿蘇山(2005年5月13日)

登った山

高岳

日程

5月13日(金)

行程

仙酔峡-高岳東峰-避難小屋-高岳-仙酔峡

記録

13:17 仙酔峡

熊本空港に到着し、しんごさんの運転で仙酔峡にやって来た。この時期の仙酔峡は祭りが開催されていて、物凄い混みようだ。それもそのはずで、世界最大級のカルデラの阿蘇山だけでも凄いのに、麓には山を一面ピンク色に染め上げる程に咲き誇るミヤマキリシマが群生しているのだ。それにしても今日は平日の金曜日だというのにこの混みようでは、土日はどうなってしまうのだろうか?ミヤマキリシマよりも人のほうが多くなってしまうに違いない。

13:22 高岳登山口に向かう

いやー、山一面がピンク色で素晴らしい事この上ないといった感じです。観光には本当に良い場所なので、誰かを連れてここにはもう一度来るような予感がした。

13:26 高岳登山口

ミヤマキリシマが左右に咲き広がる階段を一登りすると高岳登山口だ。高岳を見上げると結構な距離と高度がありそうだが、そういうのに限って登ってみると大した事はなかったりするのでとりあえずがんばってみる。

13:38 振り返ると仙酔峡

振り返るといつの間にかミヤマキリシマは遥か下に咲き誇り、登山道の緑も無くなり、溶岩の登山道に変化していた。

14:23 溶岩の登山道を進む

溶岩で出来た荒々しい登山道を進む。土の道と違って溶岩の道では転んでも滑っても大怪我しそうで何だか怖い。

仙酔尾根登山道のパノラマ写真を見る

14:36 振り返ると九州の広大な風景が

九州は北海道に負けず劣らず広大だ。この登山道は当たり前だが樹林帯が無く、後ろを振り向けば常に展望が広がっているので登っていて辛くない。やはり展望の望めない樹林帯よりは展望の広がる尾根道が楽しい。展望を望めなければ山に行く意味は半減だ。

14:54 尾根(火口縁)に到達

尾根に到達したので、辛い登りから開放され「やったー」と踊り喜ぶ3人。やらせです・・・。

高岳火口壁のパノラマ写真を見る1

15:19 高岳東峰より根子岳を望む

尾根に到達してそのまま高岳山頂に向かってもよいが、それじゃあ面白くないと、東にある高岳東峰に向かった。高岳東峰からは良い形の根子岳の展望が素晴らしい。いつかまた阿蘇に訪れたら今度は根子岳に登ろう。いやー、それにしても素晴らしく良い形してます。

高岳火口壁のパノラマ写真を見る2

15:27 荒船山?

「何処かで見た光景だな」と思ったら3月に行った群馬県の「荒船山」です。色んな山に行くと、行く先々で過去に行った山と比べてしまうのが何とも悲しいところだ。そういやオーストラリアの「世界最大の一枚岩」であるエアーズロックに見えなくもない。

15:31 避難小屋を見学

高岳東峰を下り、避難小屋に到着。よく考えると、この付近は高岳の火口だ。今は隣の中岳の火口が噴煙を上げており、火山活動レベル3で火口から周囲1km以内は立ち入り禁止状態である。わずか1km先に噴火する可能性のある火山があるなんて、後々思うと何だか凄い所にいたもんだ。

15:37 地獄みたい

避難小屋から高岳山頂に向かう途中は何だか地獄みたいだった。この付近は木が生えておらず、マリモを半分に切ったようなふかふかした緑の小山がいくつもあった。地面もふかふかしており、何とも変わった植生地帯だった。

15:45 山頂目指して溶岩ロードを進む

凄いです、何もかもが溶岩で出来ていて、火星の大地を歩いたらこんな感じなんだろうなぁと思う景色です。

16:07 高岳山頂に到達

ついに百名山の一角の阿蘇山最高峰の高岳山頂に到達。そして九州初の山頂に到達です。山頂から中岳方面を望むと火口から煙がもくもくと上がっており、山が生きているといった感じだ。中岳は何だか行こうと思えば行ける感じだが、現在地点が阿蘇山の最高であるし、そもそも既に夕方で中岳に行ってる暇などなかった。

高岳のパノラマ写真を見る1高岳のパノラマ写真を見る2

16:14 昆虫撮影

山頂では初めて見る模様のテントウムシがおり、しかも交尾までしていた。初めて見させて頂いたうえに交尾までしてくれているなんて、何ともサービス精神旺盛なテントウムシだ。珍しいので皆で写真を撮っていると、お互いくっついたまま穴の中に逃げて行ってしまった。さすが九州、何と器用なテントウムシだ。

16:26 下山する

素晴らしい展望は勿体ないが、時間も時間なので下山する事とした。

17:04 下山は岩が滑って歩きにくい

滑りやすいので、思うように速く歩く事が出来ず、ゆっくり下山する。

17:33 高岳を振り返り見る

振り返ると立派な高岳だ。登り始めよりも空気が澄んできて、遠くを見渡せるようになってきた。

17:36 仙酔峡に到着

観光客で賑わっていた仙酔峡も、さすがにこの時間は人がいなくなっていた。仙酔峡は人が沢山いてパノラマ写真撮影を諦めていたので、ラッキーとばかりにパノラマ写真を撮りまくった。

17:53 ミヤマキリシマと高岳

ミヤマキリシマに埋もれながらミヤマキリシマと高岳を撮影。中々良い構図だ。

17:54 しつこい位にミヤマキリシマ

日中も良いが、それにもまして朝とこの夕方の時刻は光の加減が素晴らしく更に良い。当分は見に来られないので、写真を撮りまくる。

仙酔峡のパノラマ写真を見る

17:59 さようなら高岳とミヤマキリシマ

高岳とミヤマキリシマにお別れを告げて、次の登山口に向かう。明日は花の百名山の祖母山。アケボノツツジの群生地だ。さて、明日はどうなるか。温泉に入ってラーメン食べて3号さんの運転で北谷登山口に向かう。

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