那須・奥塩原・日光 登山記録

大佐飛山(2020年3月21日)

行程

黒滝大佐飛新登山口(4:12)→三石山(5:25)→サル山(6:16)→山藤山(7:07)→黒滝山(7:57)→西村山(8:30)→大長山(9:33)→大佐飛山(10:58/11:10)→大長山(12:33)→西村山(13:13)→黒滝山(13:40)→山藤山(14:15)→サル山(14:57)→三石山(15:25)→黒滝大佐飛新登山口(16:15)

三連休中日である。遂に噂で聞いていたキツい行程で有名な栃木県北部にある大佐飛山に登る事となった。

前日は「道の駅湯の香しおばら」で車中泊。今日の行程は約11~12時間を想定しているため、3時に起床して仲間の車に乗り合わせて黒滝大佐飛新登山口に移動。

到着時点では車が5台程停車していたが、人気は全く無い。帰りに発進しやすいように、先に進んで車を旋回させて再び登山口に戻ると、車中泊していたのか他の登山者が一斉に準備し出して早々に出発していった。

我々も準備し、真っ暗な4時台に出発する。

スタートからいきなりハシゴでビビったが、ハシゴを登ったあとはジグザクの登山道を暗い中黙々と登り、夜明け前に三石山に到着。

Mちゃんが「太陽が昇った!」というので木々の合間から見た記憶はあるが、写真が残っていない。山頂到達に5時間も6時間もかかるような山なのと、疲れてくると写真を撮影するのも面倒になるので今回の山行の撮影数は少なめ。尾根に乗ってからは早々に雪道歩きとなり、途中で早々にアイゼンを装着し冬靴とアイゼンで片足1kgオーバーの重りを付けて登っていく。写真は「さる山」。めんこい名前の山頂だ。

白樺の木々が美しかった。

先行者のトレースがあるので、非常に助かる。先行者の皆様とカッチン、ありがとうございました。

標高が上がると右手に那須連山が見えてくる。

山藤山。下から読んでも山藤山。

山藤山から少し行くと、西側が開けた箇所に出る。これが有名な天空の回廊かぁと言ったら、まだまだ先だと言われてげんなり。

黒滝山の手前で右手が開けて、那須連山が見事。

黒滝山。ここまでで3時間半。そして往路のまだ半分。腹は出てるしベスト体重でもないので、単独だったら間違いなく嫌になって下山したと思う。笑

黒滝山を少し下り、沢のような地形を越えると、去年ちいさんがダニに食われたらしい笹原。昨日は一日風が強かったのでシュカブラが出来ていた。

右奥の山は日留賀岳だろうか?

大長山を越えると視界が開けて、やっと天空の回廊。ヤマレコで去年の記録で積雪量を確認していたが、去年の4月の記録よりも雪は少なかった。だけど、これだけ見られたら十分。何せ疲れているので、ここに来られただけで大満足だ。

天空の回廊。左奥の山が大佐飛山。まだ距離があって泣きそうになった。

大長山付近のパノラマ写真を見る

自然の芸術。

生クリームみたいな雪庇の横を通過。

長くてキツイけど、展望も良くて最高の雪歩き。

左を望むと大佐飛山がだいぶ近付いたが、それでもまだまだ。

再び樹林帯に入り大佐飛山を目指すが、歩けども歩けども山頂に着かない。

やっと大佐飛山。全員山頂に到着しても疲れているのか特に感動の言葉も出ず、やっと着いた~という感じだった。もう当分登る事はないと思うので、展望は無いがパノラマ写真を撮影。

大佐飛山のパノラマ写真を見る

大佐飛山から少し下った所にある那須連山の好展望地で各自持ってきた昼食を食べて、下山に取り掛かる。

途中で暑くなってきて上着を脱ぎ、周囲を見渡すと中々よいパノラマが広がっていたのでパノラマ写真を撮影。上着を脱がずに歩いていたら、疲れて下ばかり見てゾンビみたいに歩いてパノラマに気付かなかったと思うので、上着を脱いでよかった。

P1813-大長山中間地点のパノラマ写真を見る

男体山や女峰山など日光方面の展望。女峰山も大佐飛山に負けない位キツい日帰り周遊ルートがあるが、こちらは見事なツツジが楽しめるので毎年でも歩きたい。

天空の回廊に別れを告げる。もう思い残すことはないので、後ろは振り向かなかった。(キツいので思い出したくなかっただけとも言う・・・。)

ピストンなので復路は割愛するが、下りは問題ないが軽い登り返しでも足がキツくて何度も泣きそうになった。写真は朝暗くて撮影できなかった、尾根を外れて黒滝大佐飛新登山口へと下る下降点。

今日も無事下山。終盤でちいさんがピッケルを拾ったが、最後勢いよく走って我々と同時刻に下山した女性のものである事が分かり、ちいさんは一つ徳を積んだね。

大佐飛山はずっと登ってみたかった山であり、仲間に恵まれて登る事ができて思い出深い山となったが、1度登れば満足かな。もう1度登るのであれば、付近にある「小佐飛山」「日留ヶ岳」「男鹿岳」に登ってからにしよう。

この後は、コロナの事もあるし、どこかで車中泊して翌日帰宅しようかと思っていたが、誘惑に負けて益子へ・・・。

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