登山記録 九州

開聞岳(2007年4月28日)

 

日程・行程

2007年4月28日(土) 晴れ

2合目登山口⇔開聞岳 / ピストン

[10:23 鹿児島空港]

羽田08:05発の飛行機に乗り、30分遅れで鹿児島空港に到着。空港からは霧島山の韓国岳や高千穂峰が見えており、韓国岳か開聞岳に登るかで迷うが、直前の天気予報で明日も晴れの予報となったため
、霧島山は明日登る事にして行程の短い開聞岳に先に登る事とした。日産レンタカーで借りたラティオに乗って開聞岳に向かう。

[12:34 池田湖]

GW初日なのだが、九州自動車道・指宿スカイライン共に空いていて(ガラガラだった)、スムーズに開聞岳登山口に向かう事ができた。写真は登山口に向かう途中で寄り道した池田湖から見た開聞岳。池田湖畔には沢山花が咲いていて綺麗だった。

[12:52 開聞町]

円錐形の開聞岳を大きく撮りたかったのだが、池田湖から先は中々良いポイントがなく、結局車の中から撮影。うーん、電線に信号が邪魔だ・・・。

[13:02 グラススキー場駐車場]

登山者は「開聞山麓ふれあい公園」の駐車場にとめるように看板も出ていたのだが、こんな時間なので2合目登山口手前にあるグラススキー場の駐車場に車をとめて、登山口に向かう。
グラススキー場の皆様すみませんでした。m(_"_)m

[13:03 2合目登山口]

グラススキー場の駐車場から車道を登るとすぐに2合目登山口に到着。

[13:11 2.5合目]

少し登ると、2.5合目に到着。
登山道は樹林帯で展望は無いが、僅か0.5合で休憩所が現れた位なので、休憩ポイントだけはこの先もずっとありそうだ。まだ10分も歩いていないので、すっ飛ばして山頂に向かう。

[13:23 4合目]

さすがにこんな時間なので午前中に登った登山者がどんどん降りてきて、結構な人数とすれ違う。

[13:32 赤水鼻を望む]

4合目から10分程登ると、本日初の展望だ。見えている岬は「赤水鼻」かな。九州では岬の名前に「鼻」が付く岬が多いみたいだ。

[13:55 7合目]

7合目に到着。登山道は山頂まで時計回りに巻いており、左側は展望が望めるのだが、相変わらず樹林が邪魔して視界は悪い。だが今日は相当気温が高くてすでに汗だくなので、この樹林帯の日陰は非常に助かった。

[13:57 長崎鼻と大隈半島を望む]

7合目の案内板から少し行くと、また樹林越しに展望が見えてきた。先程見えた赤水鼻の他に長崎鼻と海の向こうに大隈半島まで見えていて気分は最高。この時間でこれだけ見えていれば、万々歳だ。

[14:00 仙人洞]

途中で「
仙人洞
」なる洞窟を通過。この洞窟は開聞岳が噴火したときに溶岩がせりあがってできたもので、山伏たちの修行の場として使われ、仙人洞という名前が付けられたとの事だ。洞窟は暗すぎて何が何だか分からなかったが、それよりも開聞岳がいつの時代かは分からないが噴火していた事にびっくりだ。

[14:04 タチツボスミレ]

僕が探せないだけかもしれないが、この時期の開聞岳の登山道には2,3種類の花しか咲いていなかった。これはタチツボスミレかな?適当なので間違っていたらすみません。

[14:05 8合目]

8合目に到着。もう山頂まで1kmを切っているので、休まずにこのまま山頂まで一気に登る。

[14:17 9合目]

9合目辺りから、土の登山道から岩混じりの登山道へと変化する。

[14:19 薩摩半島を望む]

9合目を過ぎると、今まで視界を遮っていた樹林は無くなって完全に展望が開け、薩摩半島の展望を見ながら気分良く山頂
に向かう。(写真をクリックすると大きな画像で表示。)

[14:20 階段を登る]

この山には岩場が無いイメージがあったのだが、意外にも山頂直下の登山道は岩場が沢山あり、用意されている梯子やロープ等を利用して山頂に向かう。

[14:28 神社]

山頂一歩手前の
登山道から左側を見ると赤い鳥居が見えるので、寄り道して神社を撮影。

[14:30 開聞岳 山頂]

神社から少し登ると完璧に視界が開け、開聞岳の山頂に到着。山頂からは先程寄り道した池田湖や薩摩半島の町並みに大隈半島、それに何といっても海が見える大展望が広がっていて最高だ。僕は漁師町出身のため海を見るとほっとするのか、山頂から海が見えるとそれだけで評価が上がってしまう。この山に登る前に沢山の登山記録を見たが、どの記録を見てもこの山は低評価であったが、登ってみたらそんな低評価を吹っ飛ばす程の素晴らしい展望なので、僕はこの山を高く評価したい。

 開聞岳山頂のパノラマ写真を見る

赤水鼻の先には小さな小島がポツンと浮かぶ。

頴娃(えい)町に続く海岸線を撮影。

先程寄り道した大きな池田湖。空気が澄んでいる時期にはこの先に桜島まで見えるらしい。今度は秋や冬に登って遠方まで眺めてみたい。

こちらは東側の大隈半島方面の展望。山頂まで行程は短いので、この時間でもまだまだ登山者は登っていた。

山頂には平地は一切存在せず岩だらけ。三脚立てるスペースが中々見つからずに苦労した。

昭和63年に皇太子もこの山に登られていたようだ。

日本最南端の百名山の開聞岳。海を挟んだ向かいの大隈山地の山々にも登ってみたいが、今回の遠征では日数が足りないので、いつかまた登りに来よう。

[15:11 救助第一ポイント]

山頂で30分程休憩してから下山する。下山途中で登る時には気付かなかった「救助第一ポイント」とかかれた地点を発見するが、この山にはヘリがとまれるような平地はどこにも無いので、救助の際はホバリングして救助者を吊り上げるのだろう。ん~、こういう条件の悪い場所で怪我だけは絶対にしたくないもんだ。

[15:58 2合目登山口]

元来た道を黙々と下って、あっという間に登山口に到着。登り1時間半、下り1時間程なので遠征初日には丁度良い運動量だった。

[16:51 長崎鼻灯台]

今遠征では九州に9日間も滞在するので、山に登るだけではなく観光も楽しみだ。明日登る霧島山の登山口まではここから100kmはあるのだが、せっかくなので、近くの長崎鼻灯台に行って開聞岳を撮影。薩摩富士とも呼ばれる美しい円錐形の山容は素晴らしかった。

[18:03 魚見岳展望台]

指宿市の町並みを見てみたかったので下道を使って北上する。ガイドブックを見ると指宿市の北にある「魚見岳展望台」というスポットがあり、お勧めマークが付いていたので寄り道する。山頂直下の駐車場から鉄の螺旋階段を登るとすぐに展望台に到着し、夕日に染まる開聞岳と指宿市の町並みや大隈半島まで望む事ができた。

この後は、「道の駅喜入」の温泉に入り、道の駅のレストランで刺身定食を堪能。何だかんだで霧島山の大浪池登山口に着いたのは23時位になっていた。

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