御坂・道志・都留 登山記録 甲信越

黒岳・節刀ヶ岳(2014年11月15日)

登った山

黒岳、破風山、中藤山、不逢山、金堀山、金山、鬼ヶ岳、節刀ヶ岳

行程

野天風呂天水付近(06:33)-黒岳展望台(09:00/09:10)ー黒岳(09:13/09:18)ーすずらん峠(09:30)ー破風山(09:42)ー新道峠(09:59)ー中藤山(10:21/11:31)ー大石峠(12:07)ー節刀ヶ岳(12:58/13:08)ー金山(13:16)ー鬼ヶ岳(13:36)ー雪頭ヶ岳御花畑(13:56/14:13)ー堰堤(15:00)ー魚眼荘バス停(15:15/15:27)ー乳ヶ崎東口バス停(15:50)ー野天風呂天水付近(16:50)

記録

例年秋になると寒さに負けて山に足が向かわなくなるのだが、今年の秋はよく分からないが山のモチベーションが高い。体重はベストウェイトよりもかなりオーバーしているが、頑張れば鳳凰山のテント泊ピストン位なら出来そうなので計画するが、土曜の夜に山の次に好きなテニスの試合(錦織圭vsジョコビッチ)がTV中継されるため、今週はおとなしく日帰りで山に登る事にする。登る山は「どの山から見た富士山が一番好きか?」と言われたら迷わず答えるくらい富士山が一番格好良く見えると思っている御坂山地の「黒岳」とした。

金曜夜は会社を定時で上がり、帰宅して米を炊いて21時に寝て翌朝は3時に起床。おにぎりを握って4時過ぎに出発。というのを3週連続やっており、奇跡に近い位規則正しい週末であり、あまりにも出来すぎだ。中央道をかっ飛ばして黒岳の南側にある「野天風呂天水」の上にある路地に6時過ぎに到着し、明るくなってきた6時半頃に出発する。
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車を停めた所から少し戻って「野天風呂天水」すぐ上の堰堤を渡ろうとすると、標識に白いシールのようなものが張られていて真っ白になっていた。「廃道になったのか?」と思って周りを見回すと、木に登山道を示す標識が張り付けられておりほっと一安心。
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登山口の堰堤を超えてすぐの斜面がこれまた急であり、今回の全体の行程の中で最初が一番キツかったように思えた。急登を登り終えると平坦な場所も現れて、気温0度でも長袖Tシャツ1枚で汗をかきながら登っていく。
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地図に記載の「分岐」がどこだったのかも分からずに標高を上げると登山道に岩が多く目立つようになり、虎ロープが敷設される位のちょっとした登りを繰り返し登っていく。
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登山道が急坂になってくると、目的の黒岳展望台は近い。樹林帯から抜けて視界が開けて黒岳展望台に到着。展望台からは手前に河口湖、その先に見事な三角錐の富士山がドーンと聳えており、約11年振りの再訪となるが相変わらず素晴らしい眺めだった。過去に一度黒岳でテント泊した際には夜景越しの富士山も望む事が出来たので、機会があればまたいつかテント泊したい。
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黒岳展望台のパノラマ写真を見る

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パノラマ写真を撮り終えて黒岳に向かうと先程よりも広い展望台があり、こっちが本当の展望台のようで既に登山者が2人いて景色を堪能していた。どちらの展望台も景色は大差ないが、下の展望台のほうがパノラマ構図的にはよかったような気がする。展望台から一歩きで樹林に覆われて展望がない黒岳の山頂に到着。以前登ったのは11年も前なので記憶に残っていないが、山頂付近に廃屋がありかつては休憩出来たようだ。
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黒岳山頂のパノラマ写真を見る

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黒岳山頂でパノラマ写真を撮影後、すぐにすずらん峠へと下る。途中の登山道では霜柱が沢山出来ていて、踏みつけるとサクサクと音が鳴って小気味よい。
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途中でトレラン軍団とすれ違って挨拶し、すずらん峠に到着。地図を見るとこの下にすずらんの群生地があるようだが、時期が違うのでスルーして先に進む。
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山という感じのしない破風山を通過し、樹林の合間の富士山を楽しみながら進んでいく。
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破風山を下ると、新道峠上部の第一展望台に到着。ここにはソーラーパネルとライブカメラと更にカメラスタンドまであって、観光地っぽい感じだった。
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第一展望台から少し下ると今度は第二展望台。こちらも素晴らしい展望だった。
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第二展望台を少し下って、新道峠に到着。ここにもカメラスタンドがあった。
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新道峠から一登りすると中藤山。出発してから3時間近く歩いてきて、腹が鳴ったのでここで大休止。北側斜面に立つと冷たい風が吹いており、風が吹かない南斜面にレジャーシートを敷いておにぎりを食べて、1時間ほど爆睡して登山者の声が聞こえてきたところで再び出発する。
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中藤山のパノラマ写真を見る

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中藤山を下った先の好展望地で写真を撮影し、登山道に戻るとマウンテンバイクに乗った男性に出会ってびっくり。話を聞くと、河口湖からマウンテンバイクでここまでやって来たそうだ。登山道上にある露岩の場所で「どう通過するのかな?」と思い少しだけ待ってみたが、来る気配がないのでそのまま先に進む。
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視界が開けてススキが風に揺れる大石峠に到着。この付近に水場マークがあって興味があるが、既に12時を過ぎているので先を急ぐ。
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金堀山は登山道上にある山っぽくない山頂だった。
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節刀ヶ岳が近くなると、下ってきた登山者にすれ違いざまに「山頂は銀座よ!」と言われ、一瞬意味が分からなかったが「混んでる」という事で理解。少しだけモチベーションのゲージが下がる。
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節刀ヶ岳へと続く分岐を登ると、登山者が3人ほど下山していったので「もしかして空いたのかも」と期待するが、到着した狭い山頂は微妙に混んでいた。しかも、「今から先生の山座同定講座が始まりまーす。」とアナウンスが聞こえてきて、全員立っておりパノラマ写真撮影どころではないと判断して、写真を1枚撮影して5秒位で山頂を後にする。
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山頂から下ってすぐの場所も中々の展望所であり、ここで山頂から聞こえてくる先生の山座同定ガイドを盗み聞きしながらパノラマ写真を撮影。山頂は混んでいたが先生のお蔭で周囲の山の名前も知る事が出来て、先生に感謝(顔見なかったけど。)。
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節刀ヶ岳付近のパノラマ写真を見る

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節刀ヶ岳を少し下ると金山。樹林帯の中にある寂しい感じの山頂だった。
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金山から一登りで本日最後の稜線上のピークとなる鬼ヶ岳に到着。鬼ヶ岳の山頂はすこぶる展望が良く、節刀ヶ岳で正反対で山頂は貸切。しかも南アルプスも見える素晴らしい展望であり大満足だった。
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鬼ヶ岳のパノラマ写真を見る

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展望の良い鬼ヶ岳でゆっくりしたかったが、時間は既に14時前。日が暮れるのも早いし登山口には最低でも16時までには到着しておきたいので、展望を堪能してすぐに下山する。下山途中で梯子がある好展望の岩場があったが、これが地図に記載の雪頭ヶ岳だったのだろうか?よく分からなかったが、鬼ヶ岳で展望は満足していたので、スルーして梯子を下って下山する。
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梯子を下って少し歩いて登り返すと、視界が開けて目の前には西湖とその先に富士山が見える素晴らしいパノラマが広がっていた。地図には「絶景地」と書いてあり、「確かにこりゃ絶景だな」と感じながらパノラマ写真を撮影。この絶景地付近は御花畑になっているようで、マツムシソウが咲いていた。パノラマ写真を撮影する際に露出固定し忘れてちょっと失敗してしまったし、今度来る時はこの場所で花が咲いている時期に再訪して再びパノラマ写真を撮影したい。
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雪頭ヶ岳御花畑のパノラマ写真を見る

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絶景地から先はどんどん展望が無くなり、樹林帯の位登山道をハイペースで下っていくと堰堤が現れ、堰堤付近の駐車場に到着。
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堰堤の駐車場から車道を下っていくと民家に突き当り、ここが鬼ヶ岳登山口のようだ。
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鬼ヶ岳登山口からアスファルトの車道を歩いて西湖沿いの道路に突き当たると「魚眠荘バス停」に15:15に到着。歩いて車を回収しようとすると3時間はかかる距離なので、ここは迷わずバスを利用する。のだが、行き当たりばったりの計画でバス時刻なんて調べておらず、時刻表を見ると15:08発のバスが既に出た後のようでがっくり。バス停に先着していた男性の登山者に聞いたら「まだバスは来ていないよ」との事でラッキー。外国並みの時間の遅れで15時半近くにやっとがら空きのバスがやってきて乗り込む。
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車を停めてある場所に一番近いバス停は「広瀬・久保田一竹記念館前」であるが、直通はない。一旦河口湖駅まで行って別便に乗り換えるのが最も楽なのだが、待ち時間が1時間近くあるので、バスの運転手に「河口湖大橋に近いバス停で降ろして下さい」と伝えて「乳ヶ崎東口」バス停で下車。湖上で冷たい風が吹く中河口湖大橋を渡り、丁度開催していた紅葉祭り会場で富士宮焼きそばを食べ計4km程歩いて車を回収。近くにある野天風呂天水で体を暖めてから下道を使って帰宅した。
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