秩父・奥武蔵 登山記録 関東

横瀬二子山(2014年5月11日)

登った山

二子山(883m)

行程

道の駅芦ヶ久保第2駐車場(13:03)ー二子山(14:29/15:00)ー道の駅芦ヶ久保(16:02)

ルート図

登山記録

今年一番のイベントの「黒法師岳~バラ谷の頭」の縦走が先週終わり、土日は家でゆっくりしようと思っていたのだが、せっかく作ってきた足の筋力(しょぼいですが)を失うのが勿体ないので筋力維持のために山に登る事にした。

登る山は何度も登って安心して歩ける秩父の二子山とし、登山口となる道の駅芦ヶ久保に到着したのは13時。こんな時間から登り始めるなんて非常識なのだが、3時間位で往復出来るので今回だけは特例とする。
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道の駅芦ヶ久保の第2駐車場の近くにある登山口から、線路下の背の低いトンネルをくぐるとすぐに登山道が始まる。
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こんな時間なので下山者もチラホラ見え、挨拶しながら登っていくと人懐っこい犬が登山道をウロウロしていた。すれ違った女性に聞いたら焼山辺りからずっと登山者にくっついて一緒に下山してきたようだ。僕と一緒に山頂まで行ってくれるのかと思ったら、「こいつに付いて行っても得はねぇな」と思ったのか、下山者の女性の後をついて一緒に下って行った。
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沢沿いの道を登っていくと兵ノ沢に到着。既に汗だくであり、汗でしょっぱい顔を兵ノ沢で洗う。
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新緑が超綺麗だった。
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この辺の地上と大して変わらない標高だと思うのだが、沢沿いには一部雪が残っていた。
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沢沿いの道から本格的な尾根歩きになり、暫く行くと傾斜が急になる。あまりにも急なので登山道沿いにはロープが敷設されており、ご年配の大人数グループがキツそうに下っていった。
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急傾斜を登りきると樹林に覆われて展望のない雌岳に到着。一息入れようと思ったが登山グループで賑やかなので通過し、一旦少し鞍部に下って少しだけ急斜面を登り返して雄岳に到着。山頂には登山者は誰一人おらず貸切。この時間なので展望は期待していなかったのだが、中々クリアな展望を望む事ができた。最近この山に戦国武将の北条氏邦が見張りの櫓を設置していた事が分かり、戦国時代を想像して展望を望む。確かにここからなら上州方面からの敵の軍勢を発見しやすく、地上からは双耳峰で猫の耳みたいな二子山の上から狼煙が上がったら敵の軍勢襲来の合図であり、何とも理に適っていると思った。

二子山のパノラマ写真を見る

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雄岳から樹林帯の中を少し南に移動したところにある岩場に移動。こちらからは武甲山・小持山・大持山・武川岳・伊豆ヶ岳と奥武蔵の山々の展望がばっちりであり、ついでに霞んで見にくいが新宿方面まで見えていた。パノラマ写真を撮り終え遅い昼飯を食べていると、単独の男性がやってきて挨拶を交わし、休憩して体が冷えてきたので風邪をひくまえに下山する。

二子山のパノラマ写真を見る

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雄岳を下って登り返すと雌岳に到着。先程まで登山者グループで賑やかだった山頂も、雄岳で出会った単独男性一人しかおらずシーンとしていた。ピストンするのはつまらないので、二子山から北西に続く尾根を下る。
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作ったかのような完璧な岩屋。
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途中でチゴユリを撮影。
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新緑で気持ちの良い尾根を進む。のだが、途中の木々に「熊に注意」と張り紙が張ってありちょっと怖い。
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浅間神社に到着。神社前からは木が2,3本うるさいが展望は開けていた。
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浅間神社からは傾斜が急になり、履いてきたウォーキングシューズでは正直足元が不安。捻挫しないように慎重に下る。
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急傾斜を下り、登山道が九十九折になると登山口は近い。無事登山口に到着して小川で水浴びしようと思ったら、去年来た時と全く景観が変わっていてびっくり。神社の鳥居には「26年4月ごにょごにょ」と書いていたのでつい最近この付近を整備したようだ。
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登山口から標識通りに車道を進み、東京方面に車道を歩いて行くとすぐに道の駅芦ヶ久保に到着。激混みの道の駅で、新鮮なトマトとキュウリにしゃくし菜漬けを買って帰った。
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往復たったの3時間で新緑や展望を楽しめる横瀬二子山。道の駅で買い物も出来るし、何度来ても良い山だと思う。ここに温泉があったら更に最高なのだが、これ以上混むと車を停められなくなるので贅沢は言わないでおこう。

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