日程・行程
2016年5月3日(火) 晴れ
角田浜(12:40)→角田山(14:11/14:20)→角田浜(15:17)
記録
GW後半6連休は、飯豊連峰を東から西に縦走し、西俣ノ峰経由で頼母木山をピストンするカッチン&ちいさんと頼母木小屋で合流して宴会~なんて目論んでいたが、GW前半3連休の山歩きでそんな体力は無い事に気付く。ということで最初の2日間は日帰り登山、残り4日間はカッチン&ちいさんと一緒に山に登る事にした。カッチン&ちいさんが山形にやって来るまで残り2日あるので、GW後半初日は過去に登頂を諦めて悔しい思いをした「日中飯森山」に登る事にした。
前日は定時ダッシュし損ねて、何だかんだで自宅を22時半に出発。順調に高速を走って2時半頃に会津若松ICで降り、最初のコンビニで朝食を買おうとしたところ、後部座席に置いてあった荷物が一つ少ない事に気付く…。何と一番大切な相棒のカメラと三脚・12本爪アイゼン・時計・ヘッドライトを入れた袋を車に積み忘れていたのであった。カメラと三脚が無ければ満足のいくパノラマ写真を撮れず、山を歩く楽しさは半減するので自宅に戻ろうかとも思ったが、お金も勿体ないし、運良くコンデジは手元にあるので写真が撮れないわけではない。カメラと三脚が無ければ荷物が2kg軽くなるし、明日の夜になればカッチン&ちいさんと合流して楽しくなるだろう。前向きに考えて、日中ダム付近の大峠道路管理所の休憩スペースまで車を走らせ、3時に到着するとすぐに寝た。
当日6時半に目覚めると、体が重く腰から下はバキバキに筋肉痛だ。GW前半に久々のテント泊で山に登って中1日なので、想定していたがここまでバキバキになるとは思わなかった。日中飯森山の稜線部は未知の世界であり、アイゼンも車に常備してある6本爪では何かあった時に不安、そして筋肉痛を言い訳にして登山は中止した。
登山中止となったら、やる事は決まっており、まずは付近にある日中ダムを見学しにいく。日中ダムは過去に訪れた事があるが、見事なロックフィルダムで上からも下からも楽しませて貰った。
日中ダムの下には日中温泉があり、足湯があったので湯に手を入れてみるが冷たかった。匂いをかぐと鉄の匂いがしたので、中々の効能のようだ。
ノハラムラサキ。めんこいっす。
日中ダムの見学を終えたら、アイゼンを買うために、モンベル新潟南店に大移動。距離は120km近くあるが、ドライブは好きなので飯豊山を眺められる山側のルートを選択し、時折車から降りて飯豊山の写真を撮りながらゆっくりと移動した。
モンベル新潟南店に到着。店舗は走り回れるほどに広く、モンベル製品で置いていない物はないのではなかろうかという位の物凄い品揃えだ。前から欲しかった保険用の軽量の10本爪アイゼンを購入し、「さて次はどこに行こうか?」と考えたら、やっぱり山に登りたくなってきた。地図を広げたら前から登ってみたかった角田山が近くにある事がわかり、即決即断で角田山の登山口となる角田浜に移動する。
角田浜に到着。角田山は花を楽しむなら宮前コースが良さそうなのだが、自分は海抜0mから登る灯台コースを選択。日本海を眺めながら育ったので、やはり海が大好きなのだ。
海岸の岸壁に生えていた謎の植物。
角田浜から狭い階段を一登りすると角田灯台。観光客も登山者も立ち寄って記念撮影しており皆GWを大いに楽しんでいた。
灯台の後ろに登山口があり、ここから登山スタート。最初から急坂で太腿がキツい…。
ハマナス。ハマナスって北海道でしか見たことがなかったが、本州にも自生しているのね。
ヤマフジ
標高が上がると日本海が一望できて、やっぱりこのコースから登ってよかった。
ニガナ
しばらく切り立った細い岩場の道を登ると、山頂方面が見えてきて、登山者が連なっているのが見えた。
ホタルカズラ。撮影している時は気付かなかったが穴が空いてた。
フウロソウ?かと思ったらハマダイコンでした。
ミツバツチグリ
ツクバネウツギ
ドレッドヘアみたい
ヒヨドリ
海岸沿いから大分離れると、新緑の樹林帯の山道となり、気温が高くて30度もあり参っていたので日陰がありがたかった。
サワハコベ、ミミナグサ、どっち?
灯台コース全体で一番咲いていたのはこのチゴユリ。こんなドロドロなやつしか撮ってなかった・・・・
角田山は花の山であり、花好きにとっては歩いていて本当に楽しい山です。
階段状の登山道をまっすぐ登っていくと、分岐が現れ、標識を撮影していると、通い慣れてそうな地元の方に、「この角度から撮った方がいいよと」アドバイスを頂くが、登山記録的にはこの角度の方が…、とは言えず…。案内標識通りに角田山方面に左折する。
途中で右手に小屋が見えたが、中は覗かなかった。
分岐からは木道が整備されているが、幅が一人分しかなく、下山者がくる度にどちらかが木道を降りて少し面倒くさい。そんな事を思っているうちに山頂に到着。山頂からは樹林越しに少し展望が覗く位であるが、かなり広い山頂なので皆レジャーシートを広げて食事したり寝転がったりしてのんびりしていた。
山頂にあった三角屋根の避難小屋?
何スミレ?
ファミリーが多い山に単独のおっさん一人は辛く、山頂から延びる各登山道の下降点を確認したら早々に下山する。
山頂部の平らな木道歩きを終えて、分岐から角田浜方面に下っていくと視界が開けて、日本海を見ながら下っていく。山から海へ続く道は気持ちよくて最高だ。
途中何度か登り返しはあるが、海が見えて気分がよいので問題なし。筋肉痛で最初はキツかったがこの頃には筋肉がほぐれてきてマシになってきた。
再び灯台に戻り、狭い急な石段を下っていくと角田浜は近い。
石段を下りきって日本海にゴール。
角田浜には判官船かくしというトンネルがあった。トンネルを潜り抜けはしなかったが、この先は日本海らしい岩場の海岸地帯に出て、海が荒れていれば波がざば~んと来るらしい。
この後は胎内市のスーパーで食材を買ったりしてから道の駅胎内に移動。道の駅に到着後、一眠りしてから付近にある温泉施設の「クアハウスたいない」で温泉に入ろうと思っていたのだが、爆睡してしまい、起きたら営業が終わっていた…。