登山記録 中国

大山(2005年8月13-14日)

登った山

大山(1,729m)

日程

2005年8月13-14日

行程

1日目
岡山駅-岡山城-後楽園-岡山駅-米子駅-大山寺バス停-六合目避難小屋(テント泊)
2日目
六合目避難小屋-大山山頂避難小屋-弥山-六合目避難小屋-大山寺バス停-京都へ

1日目の記録

お盆の4連休は、南アルプス南部の赤石岳・荒川岳に登ろうと思っていたのだが、天候が悪いので断念。折角の4連休なので天気が良い他のエリアを探すため、週間天気予報を確認すると、晴れるのは関西から西のエリアだけである。関西から西のエリアの百名山で登りたい山といえば、鳥取の大山、四国の剣山・石鎚山があるが、四国は2山の距離が離れすぎており、一人旅では金がかかるので却下。という事で鳥取の大山に登る事にした。早速バス会社に電話すると、米子行きのバスは満員で、岡山行きならラスト1枚だけ残っているという。米子行きのバスに乗る事が出来れば初日に大山に登れるため、4連休を有効に使えるのだが仕方がない。岡山城を見てみたいというのもあり、岡山行きの高速バスを予約し、初日は岡山を観光して翌日に大山に登る事とした。

13:07 岡山城

夜行バスに揺られて岡山に向かうが、交通事故&渋滞に阻まれ、到着予定時間を5時間も過ぎて岡山駅に到着。初日からハプニングだが、元々初日は観光する予定なので大して影響はない。岡山城は烏城とも呼ばれるように真っ黒で何とも格好が良い。あいにく戦争で燃えてしまったために現存ではないが、それなりに雰囲気があって良い城でございました。ついでに日本三大名園の後楽園に立ち寄り、園内をぐるっと観光し、大山に一番近い駅の米子駅に向かう。

17:50 大山寺バス停(大山自然科学館)に到着

高速バスが遅れたかと思うと、今度は米子に向かう電車も少し遅延。おかげで米子駅に到着してダッシュで大山寺行きのバス停に向かう羽目となったが、駅前にバス停があったので何とか無事にバスに乗ることが出来た。バスには僕を含め、たったの3人しか乗っておらず、途中で2人が降りたために貸し切り状態だ。運転手さんも暇になったのか、僕に鳥取と大山の素晴らしさを語ってくれて、大山寺に到着する頃には仲良くなっていた。

17:53 大山寺に向かう

すぐに登山口に向かっても良かったが、大山寺と言うからには大山寺という寺があるはずなので、とりあえず寺に向かう。

17:58 大山寺

大山寺商店街の一本道をひたすら登った突き当りが大山寺だ。4連休中に怪我しないように手を合わせ、登山口に向かう。

18:06 大山夏山登山口

日暮れ間もない18時に夏山登山口に到着。もう人も来ないだろうから、その辺の平地にテントを張って寝ても良かったのだが、真っ暗になるまでにはあと1時間程時間があるので、頑張って避難小屋のある六合目まで登る事とした。

19:17 六合目避難小屋

途中で霧が出てきて、雰囲気的に歩いていて怖かったが、何とか無事に六合目避難小屋に到着。テントを持ってきているが、折角小屋があるのに使わないのは勿体無い。と思って中を覗くと、わずか3人程が寝られるスペースしかなく、そして何だか廃墟の中にいる感じがして不気味だった。とてもこんな所で一人で寝られる感じがしない。

19:27 避難小屋前でテント泊

結局、不気味な避難小屋で寝る事を諦め、小屋前にテントを張る事にした。天気が良ければ日本海に浮かぶ船の漁火でも見えるかな~と期待していたが、付近はガスガスで何も見えず、やる事も無いのでラジオで野球中継を聞きながらそのまま寝てしまった。

2日目の記録

05:13 大山頂上避難小屋

深夜2時頃に人の足音が聞こえ、びびって目覚める。どうやら大山は夜間登山が盛んなようで、足音しか聞こえないが結構な人数が夜間に登っていたようだ。寝ようにも足音で目覚めてしまうので、結局3時半に起きてご飯を食べて4時に山頂に向けて出発。昨日見えなかった日本海の漁火を横目に気分良く登っていたら、すぐにガスが出てきて、登山道の木道しか見えなくなってしまった。避難小屋に到着し、中に入ると10人程の人がまだ寝ていた。うるさくすると迷惑だろうから、見学を終えてすぐに山頂に向かう。

05:16 剣ヶ峰方面は立ち入り禁止

山頂手前で剣ヶ峰方面への分岐が現れるが、どうやら登山道の状態が悪く、立ち入り禁止となっていた。

05:23 弥山 山頂

ついに中国地方の名山の大山山頂に到着。晴れていれば日本海が見えて良い展望なのだろうが、残念ながら付近はガスガスで何も見えず。このまま待てばガスが取れるかもしれないが、可能性はかなり低いため、折角の中国地方の山頂であるが見切りを付けて下山する事にする。ま、また来れば良いのだ。(いつになるかわからないけど。)

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05:36 石室

下山途中にあった石室。中はジメーっとして防空壕の跡のような感じだった。

06:04 六合目避難小屋

再び避難小屋に戻ってきた。避難小屋内にデポしておいたザックを回収し、休憩せずにそのまま下る。

06:15 ひたすら下る

沢山の登山者と挨拶を交わし、ひたすら下る。すれ違う登山者には「もう登って来たの~」「もう帰るの~」と言われたが、「だって山頂はガスガスなんだも~ん」などと言うと登る気も失せるだろうから適当に挨拶をしてひたすら下る。

06:35 大山夏山登山口

いつもならこの時間帯に山に登り始めるのだが、今回はこの時間に下山で何だか変な気分。

06:37 駐車場

駐車場には車が沢山停まっていた。

06:44 大山寺バス停(大山自然科学館)

バス停に到着するが、この時間なので乗客は誰もおらず、自然科学館も閉まっていた。7時発のバスに乗り米子駅に向かい、滞在時間僅か13時間の大山登山完了だ。

何だかんだで、百名山の1座をゲット。岡山城も見られたし、岡山~米子に向かう車窓からの景色も堪能出来たし、家でダラダラしているよりは確実にマシなので来て良かった。山陰エリアは近い将来に観光してみたいエリアなので、その際に再度晴れの大山に登る事にしよう。この後は近畿地方の伊吹山に登る予定が、歴史好きの血が騒いで京都に足が向かってしまう。結局残り2日は山に登らずに京都市内観光・義経が幼少時に過ごした鞍馬寺がある鞍馬山の散策・比叡山延暦寺と観光して家路についた。

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