尾瀬・谷川・上州 登山記録 関東

東谷山(2016年4月2日)

日程・行程

2016年4月2日(土) 晴れ

取水堰(05:30)→1298m地点(08:54/09:16)→東谷山(10:31/11:02)→取水堰(13:18)

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記録

関東近辺の週末の天気予報は軒並み曇りまたは雨ばかりのため、晴れを求めて新潟の東谷山~日白山~タカマタギを周回する事にした。

前夜自宅を20時半に出発。練馬ICから関越道に乗り、月夜野ICで降り、国道17号を北上し、登山起点となる取水堰に23時半に到着。後部座席をフラットにして数分で眠りについた。

当日は4時半に起床。平日疲れるような仕事はしていないはずだが、目覚めが非常に悪くて体もだるい。山のモチーベーションが切れかけていたら、間違いなく二度寝して山に登らないパターンなのだが、何とかモチベーションが残っていたので予定通り登ることにする。1時間ほどゆっくり朝食を食べたり着替えたりして5時半に出発する。

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残雪が15cm程積もった水無川林道に入り、すぐに方向を右に変えて急斜面を登って尾根に取り付く。

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初っぱなからの急斜面には、残雪は殆どなく、登り切ると雪囲いされた祠があった。

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祠から少し尾根を歩くと送電線鉄塔。鉄塔付近は高い木がないので、朝日で明るくなったタカマタギ方面の山々が見えた。鉄塔からは、予定になかった藪漕ぎが始まる。どうやら2011年前後に一度尾根の刈り払いをして夏道が出来たが、その後放置で再び藪化したようだ。

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時折藪が薄くなる箇所もあり、ホッとするがそうは甘くはなく、再び藪が立ちふさがる。笹ならまだよいのだが、かなりコシのある低木がザックにまとわりついて朝からイライラ・・・。ザックに木が引っかかって、蜘蛛の巣につかまったようになると、さすがにストレスがMAXで「もーっ!!!」と吠えた。暫く歩くと笹原になり、歩いている人がいるのか、ピンクテープが満載の箇所を通過する。

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出発地点から約1kmを1時間半もかけた辺りで、やっと残雪に乗る。ワカンを履くか迷ったが、履かなくても足首程度しか沈まないのでツボ足で進む。

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尾根進行方向右手には樹林の隙間から苗場山方面の展望が見えた。

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尾根をひたすらまっすぐ登っていたが、突き当たり、ここで方向を左に変えて1298峰への登りにかかる。

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1298峰への登りは夏道が出ている箇所が多く、斜度がキツくなる頃に再び残雪に覆われる。

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途中で、左下に水無川林道が見えた。今日はこのペースだと予定した周回は難しいので、東谷山からダイレクトに水無川林道に降りる可能性も含め地形把握しながら進んだ。

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1298峰直下の残雪をツボ足でズボズボ埋もれながら登り切ると、1298峰に到着。1298峰は尾根上のポイントに過ぎずピークっぽくない場所だが、視界は180度開けており、目の前にはタカマタギや日白山の展望が広がっていた。

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1298m峰のパノラマ写真を見る

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20分程休憩+撮影し、ウイダーインゼリーで糖分補給してから東谷山に向かう。

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尾根上には花は唯一マンサクだけ咲いていた。

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太陽も完全に上がって日差しを受けた雪面が緩みだし、時折脛まで埋もれる事が多くなる。恐らくワカンを履いた方が効率が良く、数分でワカンを履けるのも分かっているが、履かないという面倒くさがりの自分。

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東谷山への登りを突き当たり方向を左に変えるところで、スノーシューのトレースと合流。数日前に自分が歩いた尾根とは違う尾根から登ってきた登山者がいたようだ。

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平漂山

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スノーシューのトレースと合流した辺りから少し進むと東谷山に到着。正確な三角点の位置はGPSで確認まではしなかったが、最高地点は視界が開けており、中々の展望だった。残念な事に、晴れてはいるのだが見えている各稜線上にはガスがまとわりついていて、ちょっと勿体ない感じだった。

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東谷山より、新潟方面の山々。

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左から八海山、真ん中奥が越後駒ケ岳、右は割引岳、その右は巻機山なのだがガスに覆われて確認できなかった。

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苗場山と神楽ヶ峰

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東谷山のパノラマ写真を見る

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座って展望を楽しみながら菓子パンと塩大福で栄養補給して、30分程休憩したら下降ポイントに向かうべく、日白山方面に向かう。

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下降ポイントから東谷山と苗場山を望む。

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谷川連峰や新潟の山々にかかるガスが取れてくれれば、目と鼻の先にある日白山に登ってパノラマ写真を撮影するのだが、待ったところで状況は変わらない感じだったので、東谷山と日白山の中間点の尾根から下降する。完璧な記憶ではないが、過去に山スキーで登りに使った尾根と記憶しており、進退窮まるような場所は無いのが分かっているので、そんなに不安なく下降できた。

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雪が緩みまくって、下りのため膝下まで潜る事が多くなるが下りなので楽々。自分のペースと同じペースで、上から落ちてきた雪が転がって自動的に雪だるまが出来ているのが面白かった。

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標高がかなり落ちた所で、尾根上で進退窮まるとまではいかないが、少し急な部分に突き当たったため、沢沿いに降りて林道を目指す。斜面が緩んでいるので落石だけ気を付けて進む。

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河原沿いは残雪を上手く使って、川に足を入れないようにして進んでいくと堰堤が見えてきて、更に進むと橋を渡って林道に合流。

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林道は日当たりの良い箇所は地肌が見えていたが、7割位はほぼ雪の上を歩いた。

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約1時間程林道を歩き、スタート地点の取水堰に到着。出発時点では前タイヤは雪の上に乗っていたのだが、僅か半日で雪解けが進んでいた。

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温泉は二居温泉「宿場の湯」を選択したが、過去に1度入った事があるのを直前まで覚えていなかったほど印象に残っておらず、ただ汗を流すだけの普通の温泉だった。

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温泉から上がったあとは、温泉から車で数分の場所にある、二居ダムを見学。大好きなロックフィルダムなのだが、冬季は立ち入り禁止のため、遠目で見るしかなかった。

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付近にある奥清津発電所は、発電所建屋内の一部がそのまま見学できるようになっており、中々興味深かった。

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更に、帰り際に猿ヶ京温泉近くにある相俣ダムも見学してから帰路についた。

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