奥秩父・大菩薩 登山記録 甲信越

瑞牆山(2016年3月13日)

日程・行程

登山口(05:26)→富士見平(06:04)→瑞牆山(07:34/08:37)→富士見平小屋(09:33/09:47)→駐車場(10:12)

※富士見平小屋の先でGPSの電源を入れたため、START地点がズレています。

記録

風邪+花粉症で体調は万全ではないが、先月の唐松岳で火が付いた山のモチベーションが続いているため、日帰りで瑞牆山に登る事にした。

自宅を3時に出発。府中スマートICから中央道に乗り、須玉ICで高速を降りる。既に行動食等は購入済みのため、どこにも寄らずに下道を25km程走らせ、5時過ぎに瑞牆山荘付近にある無料の駐車場に到着する。駐車場には既に車が2台停まっており、寒いのか車のエンジンをかけたまま仮眠しているようだった。まだ暗いが、ヤマテンの天気予報は「朝だけ晴れる」と記載されており、今日は早めに山頂に到達したいので5時26分に駐車場を出発する。駐車場から一旦車道に出て瑞牆山荘方面に向かい、山荘目の前にある登山口から入山する。

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登山道は夏道に軽く雪が被っている程度であり、ノーアイゼンで登っていく。暫く登ると一旦登山道が切れて林道を横切り、再び登山道に復帰する。

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日が上がって明るくなると、樹林越しに瑞牆山のシルエットが見えた。真っ青な空ではないが晴れており、山頂からの展望に期待が湧く。

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特に難しいとか滑るような箇所もなく、淡々と登っていくと富士見平に到着。金峰山寄りに少し移動すると富士山が見えるのだろうが、瑞牆山の山頂で再び見られるのが分かっているので、そのまま瑞牆山に向かう。

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特に凍っている箇所もなくノーアイゼンで登山道を登って一旦降ると、天鳥川。川だそうだが、水が流れている音は聞こえなかった。

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天鳥川から再び登っていくと、目の前に超巨大な桃太郎岩が現れる。この道は2005年春に奥秩父主脈縦走した際に歩いているのだが、こんなに凄いのに全く記憶に残っておらず、かなり良い物を見た気がして得した気分になった。桃太郎岩の下にはつっかえ棒が沢山あり、桃太郎岩を支えていた。

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桃太郎岩の横の階段を上って少し行くと、登山道が段上に氷化していたが、氷化していない所に足を置けば難無く登れた。

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樹林帯の中の登山道を登っていくと、目の前が開けてヤスリ岩が見えた。

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出発時に稲荷寿司を1個しか食べられなかったため、大ヤスリ岩を過ぎた辺りで腹が鳴るが、もう少しで山頂なので我慢して登っていく。大ヤスリ岩から先は、序盤よりも登山道が急になり、木を掴んだり用意されている鎖やロープを遠慮なく使わせてもらって効率良く登っていく。

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黄色の鉄梯子を上ると視界が開け、10年振りの瑞牆山の山頂に到着。山頂からは、左から小川山、金峰山、富士山、南アルプス、中央アルプス、八ヶ岳、微かに北アルプス、浅間山と300度程の大展望が広がり、たまらずにザックから三脚を取り出してパノラマ写真を撮影する。のだが、山頂の気温は到着時点でマイナス11度。パノラマ写真を1カット撮影する度に指先の感覚が無くなり、毎回温め直しながら撮影しなければならず中々大変だった。何とかパノラマ写真を3カット撮影し、風の影響が少ない樹林帯に入ってテルモスに入れてきたお湯を飲んだり菓子パンを食べたりして暫しまったりする。

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大ヤスリ岩と南アルプス。

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八ヶ岳。

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黒斑山と浅間山。

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金峰山。五丈石も見えた。

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南アルプス。

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富士山。

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中央アルプス。

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八ヶ岳の右の裾野の先に北アルプスが見えた。

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瑞牆山のパノラマ写真を見る1
瑞牆山のパノラマ写真を見る2
瑞牆山のパノラマ写真を見る3

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山頂で展望を眺めながら1時間程のんびりした所で、安全面を考えてアイゼンを履き、下山に取り掛かる。山頂直前で単独行2名、山頂手前で単独行2名の計4名と挨拶を交わしながら下っていく。

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天鳥川。

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アイゼンを履いていたので不安要素は全く無く、再び富士見平に戻ってきた。富士見平小屋の前に移動すると、単独行1名が金峰山方面に向かっていく後姿を確認。小屋前にあるトイレは締まっているだろうと思ったが、念の為確認すると何と利用可能な状態だった。小屋前にある椅子に座って樹林越しに富士山を眺めながら、山頂で食べ残した菓子パンを食べて再びまったりする。

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小屋前で少しだけまったりして、登山口に向けて下っていくと小屋からすぐ下の辺りで水場の標識を発見。標識から少し行った辺りに水が流れていた。

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水場から3分程下ると、超が付く程のデカザックを背負った若者が元気に登ってきて、どこまで歩くのか聞いたら「奥秩父主脈全山縦走します!」と元気な声が返ってきた。日程は忘れてしまったが確か1週間か10日のどちらかだったと思う。この時期に奥秩父主脈を全山縦走する若者がいてくれる事が嬉しくて、「頑張ってね!」と一声かけてから再び下っていく。

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下山時間が早いのでこれから登る登山者もまだまだおり、4グループ9人程と挨拶を交わして下っていく。

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登山口が近くなると、登山道が二俣に別れており、左側を選択して進むとダイレクトに駐車場に出て無事下山。

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下山後はダム見学の予定のため、ダム見学後に温泉に入りたかったが、帰路途中にある増冨の湯は以前から一度入ってみたかった温泉なので、先に温泉を堪能する。増冨の湯は、温度差のある4種類(1種類は工事中だった)の低温の源泉に長く浸かるタイプの温泉であり、泉質の事は語れないが中々良い温泉だった。ちなみに、増冨の湯のシャワーの勢いは過去訪れた温泉の中でもNo1であり、お湯もエンドレスに出続けるので、この辺も個人的には気に入った。温泉で冷えた体を温めなおした後は、ダムを4ヶ所見学してから帰宅した。

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山梨の塩川ダム。

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山梨の広瀬ダム。広瀬ダムはダムの形式で一番好きなロックフィルダムであり、かなり興奮した。今年は憧れの船窪小屋に泊まりに行く予定であり、その際に日本一のロックフィルダムの高瀬ダムにも再訪するので非常に楽しみだ。

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広瀬湖の先に左から、鶏冠山・木賊山・西破風山・東破風山。

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埼玉の滝沢ダム。

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埼玉の二瀬ダム。

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