那須・奥塩原・日光 登山記録

赤雪山・仙人ヶ岳(2020年3月15日)

行程

松田川ダムメモリアル広場(6:09)→赤雪山登山口(6:32)→赤雪山(7:27)→赤雪山/仙人ヶ岳分岐(9:23)→仙人ヶ岳(9:27)→赤雪山/仙人ヶ岳分岐(9:45)→生不動(10:49)→岩切登山口(12:54)→松田川ダムメモリアル広場(13:43)

I夫妻と日帰りで大佐飛山に登ろうとしていたのだが、寒い一日で午後からの天気も少し怪しいので、安全を考えて仙人ヶ岳にハナネコノメソウを見に行くことにした。

ちなみに、LINEでちいさんが登る山の候補として仙人ヶ岳を挙げてから決まるまで僅か6分(笑)。即断即決できる仲間は本当に楽でよい。

自分は車中泊、I夫妻は5時半に松田川ダムメモリアル広場に到着し、6時過ぎに出発。

ダムの汚れをケルヒャーで落として描く「ダムエコアート」なるものを初めて知る。ダム好きとしては是非とも見てみたいが、すでに描かれてから月日が経過していて、全面汚れていて見られず残念。

広場からダムの管理所があるエリアまで登ると展望台があり、そこからはダムが藪にも邪魔されず一望できた。

ダムの管理所からは車道をゆく。一つ目の案内板は車道を歩いて稜線に至るコースであることは事前に調べて分かっていたので、そのまま進み二つ目の赤雪山の登山口から登ってゆく。

杉林の樹林帯を二週間振りで互いにたまったネタを喋りながらゆっくり登ってゆく。

途中で後ろを振り返ると、遠くに浅間山や秩父の山々、富士山が見えた。

標高を少し上げると昨日降った雪が現れ、反対側の仙人ヶ岳の尾根の斜面は霧氷で真っ白になっていた。

赤雪山。山頂には展望台があり、南東方面が少し開けており、山座同程はできないが山々が見えた。

赤雪山のパノラマ写真を見る

赤雪山から先に進むと左斜面にダンコウバイを発見。春ですなぁ。

仙人ヶ岳が近くなると、尾根伝いに歩く道と巻き道が3箇所位あり、そんなに大して労力ではないのでなるべく巻かずに尾根伝いに進む。

男体山。

赤雪山と仙人ヶ岳の分岐を少しゆくと仙人ヶ岳。樹林の中の山頂だが、木々の合間から赤城山や日光白根山が見えるし、何よりも昨日映画「お前はまだグンマを知らない」を見て知った「上毛カルタ」の看板があって中々楽しめた。

仙人ヶ岳のパノラマ写真を見る

大人のチョコレートケーキの配給。ケーキは大好物。ほろ苦で美味しかった。毎回食べたい…。

山頂から少し西に行った箇所からは関東平野が見えた。後ろに山々が聳えていたが、枝が邪魔してよく見えなかった。

山頂で軽く立ち休憩し、赤雪山と仙人ヶ岳の分岐から、本日のメインの楽しみであるハナネコノメソウに会いにゆく。

途中で北斜面の霧氷が綺麗。

日光白根山から男体山。

真ん中の山が、本日登った赤雪山。

下る途中で展望が開けた箇所があり、関東平野がバッチリ見えた。秩父の山々は雲も出始めよく分からなかった。

尾根を下り、谷間の道を下る。

マンガン鉱山の跡。

生不動。途中でご高齢の男性が軽装で登られていたが、ここに掃除に行くと言っていた。頭が下がりますね。

ハナネコノメソウを発見!最初はチラホラだったが下れば下るほど増えて、最後は群生しまくっていた。

最初はこれで興奮していたが…

終わりかけのハナネコノメソウや

最盛期のハナネコノメソウが咲いていて写真を撮りまくった。

ユリワサビ

ネコノメソウとハナネコノメソウのコラボ

スミレ

毛が特徴的なヤマルリソウ

最後はてんこ盛り。チャンスは腐るほどあるのに上手く撮影できず、打率一割にも届かなかった。

ハコベ系?(ヒゲネワチガイソウっぽい)

三人で写真を撮りまくっていたら12時を過ぎており、もう直ぐ下山だが平らな所を見つけてランチタイム。今日はラーメン、宇宙人も野菜もキノコも入っていて美味しかった。

ランチタイムが終わったら下山に取りかかる。モンスターの口みたいなマンガン鉱山の入口跡付近は、カタクリが群生するらしく三輪だけ咲いていた。

先行していたカッチンが「何だこれ~!」と叫んでいるので見てみたら、石が絶妙なバランスで立っていた。ロックバランシングと言うらしい。ちなみにこれは横から見ると設置面積が広いので初級レベルだと思う。

斜面を降り平坦な未知になると、梅林とゆず林があり、ゆずは取られもせずに落ちまくっていた。

ゆずの木には、ベットボトルが沢山紐でぶら下げられていたが、一つだけ木の幹がぶら下がっており、三人で理解に苦しむ。頭の柔らかい人で理由が分かる人は教えてください。

登山口に下山。ここから松田川ダムメモリアル広場まで車道を歩いて移動。

満開のアセビ

カッチンが選択したショートカット道では、誰も歩いていないので、藪が出ていて茨を掴んでしまい指に棘が刺さって痛かった。

可愛すぎて危険性を感じない熊出没注意の看板。

橋を渡って無事ゴール。歩いた距離は約14km。低山だけどルートを考えればこれだけ歩けるし花も楽しめて大満足の一日だった。

最後におまけで桜も開花していた。

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