日程・行程
2004年3月14日(日)
戸田峠-金冠山-戸田峠-達磨山-戸田峠
記録
山頂でのパノラマ写真撮影を楽しみに山に登っている僕としては、苦労して山に登っても、天候の具合で展望が得られない事ほど悲しい事はない。という事で南伊豆への旅行のついでに、昨年霧のために全く展望が得られなかった達磨山と金冠山に登る事とした。
達磨山と金冠山の間にある戸田峠の駐車場に車を停め、まずは金冠山を目指す。駐車場では伊豆山稜線歩道を歩くツアーのバスから続々と中高年の登山者が降りてきて、達磨山方面に向かって行った。道路を渡るとすぐに登山道に入り、15分程登るとあっという間に金冠山に到着。金冠山は駿河湾越しに見事な富士山を望める事で有名な山であるが、春の霞みにやられて駿河湾までしか望むことが出来なかった。駿河湾の伊豆側の湾沿いは起伏の激しい海岸であり、この向こうに富士山が望めれば本当に最高の景色を望めるだろう。とはいえ前回は霧の中で何も見えなかったのだから、少しだけでも景色を望めただけでも良しとしよう。海から吹く風が強く、だまっていると寒いので、テルモスに入れてきたお茶を飲んで体を温め、次の達磨山を目指す。
金冠山より富士山方面を望む。霞が無ければ駿河湾越しに富士山が見えるそうだ。
登山道より戸田村の戸田港を望む。ちなみに、「とだ」ではなく「へだ」と読む。
一度、戸田峠の駐車場に戻り、駐車場のすぐそばにある伊豆山稜線歩道入口を進む。右側に伊豆半島の西側を望める展望の良い登山道を進み、小達磨山を超えて下り、一度車道に出て、またすぐに登山道を登ると、これまたあっという間に達磨山に到着。達磨山からの景色は伊豆三景(多分)にも数えられる展望であるが、金冠山の山頂と同じく春の霞みにやられて見通しが悪く、富士山を望む事は出来なかった。シートを敷いて家で作ってきたお弁当を食べ、来た道をそのまま戻り、登山ならぬハイキングはこれにて終了だ。
山頂からの展望を楽しみにしていた、達磨山と金冠山。パノラマ写真をこよなく愛する僕にとって、この2峰からの展望は是非とも目にしたい展望である。この山には恐らくもう一度登る事になるだろう。次回は空気の澄んだ冬に登り、伊豆山稜線歩道を百名山の天城山まで歩くプランにしよう。