中央アルプスの稜線でまだ歩いていない「極楽平~空木岳間」の登山情報をネットで検索していると、駒ヶ岳ロープウェイのHPで「ロープウェイ点検のため1週間運休」の情報を入手。
「ロープウェイが運休=木曽駒ヶ岳・宝剣岳付近は人が少ない」とすぐにピーンときて、人混みが苦手な僕にとっては千載一遇のチャンスが舞い込んできたため、6/22(土)~23(日)に北御所登山口から入山し宝剣岳を経由して空木岳へと続く稜線を歩いてきました。
歩いた結果ですが予想通り人は少なく、北御所登山口~空木岳の間で出会った人は宝剣山荘の管理人と檜尾避難小屋に一緒に泊まった大学生グループだけであり、ほぼ貸切で稜線漫歩する事ができました。
天気のほうは1日目は曇りがちで避難小屋到着間際に雷が鳴るも雨に降られずセーフ。2日目は真っ赤に焼けたモルゲンロートから始まり、空木岳到着までは何とか晴れてくれてパノラマ写真も沢山撮影できました。
6月は夏山本番前で稜線部にまだ残雪が残っているため注意が必要ですが、アイゼン使える方であれば歩けない事もないので人混みが苦手な方はこの時期の稜線歩きはおすすめです。ただし、花好きの方は稜線部の高山植物は咲き始めのため微妙かも。
撮影した写真
ちょっとズルして菅ノ台バスセンターPから北御所登山口まではタクシーを利用
稜線上には水場が無いため、清水平の水場で水を確保して5リットル背負って登った
登山道中腹から檜尾岳と空木岳
登山道中腹から南アルプス中央部の山々を望む
伊那前岳付近からはガスに覆われた
乗越浄土は完全にガスの中
宝剣山荘の若い管理人がストーブを炊いて休憩させてくれた。(休憩代を払おうとしても受け取ってくれなかった。感謝です。)
稜線上はハクサンイチゲが咲き始めていた
ガスって展望がないので檜尾避難小屋にワープ。
檜尾避難小屋内部。マットもシュラフも何故かファブリーズまで常備(緊急時用)されており、先日亡くなった韓国の登山者もこの小屋を見つけていれば・・・。
2日目はモルゲンロートの朝を迎え、空木岳が赤く染まる
稜線上より空木岳
稜線上より三ノ沢岳と御嶽山
稜線上より御嶽山をズーム。もう一度登りたい。
東川岳から空木岳を望む
空木岳手前から南駒ヶ岳を望む。
僕の好きな景色。この景色を望めただけで幸せで来て良かったと思った。
空木岳から南駒ヶ岳方面を望む
空木岳山頂から木曽駒ヶ岳方面を望む
帰りは空木岳山頂で出会った地元の登山者と話をしながら池山方面に下る
標高差約2000mを下って、菅ノ台バスセンターPに到着。ロープウェイが運休のため、駐車場はガラガラだった。